CLEANTECH OPEN Japan 2014開催レポー...

  1. 概要

2014年11月12日~14日に東京ビッグサイトにて開催されたグリーンイノベーションEXPO2014の併設イベントとして、12日にレセプションホールAにてCLEANTECH OPEN JAPAN 2014が開催されました。

 

2.CLEANTECH OPEN Japanとは

CLEANTECH OPENは、クリーンテック分野では世界最大規模のアクセラレートプログラムで、発祥地の米国では6年目、世界40カ国で開催されています。2014年は日本で2回目の開催となりました。

 

クリーンテックとは、単なる環境技術に留まらず、再生可能エネルギー、水、ゴミ、スマートグリッド、ICT等々のように幅広いジャンルにわたります。

クリーンテック

図1. クリーンテック

 

本プログラムは、日本の魅力ある技術やサービスを提供するベンチャー・中小企業の成長発展を支援することを目的に開催するもので、10社がプレゼンテーションを行い、UNIDOや慶応EdgeProgramの講演も行われました。また、審査委員会によって推薦された数社については、サンフランシスコにて開催される2015 CLEANTECH OPEN Global Forumに参加する予定です。

 

CLEANTECH OPEN Global Forumは、世界各国から選抜された優秀企業と、アメリカ各州で行われる大会を勝ち抜いた企業を集めて行われるもので、世界中から注目されています。CLEANTECHOPENJAPAN実行委員会は選出された数社を来年の開催に向けて支援していきます。

CLEANTECH OPEN2014にて優秀なプレゼンをされた企業様には、世界で最も注目度の高いGlobal Forumへの出場権を与えられます。

 

 

3.プログラム

 

11/12  10:00-10:30 UNIDO講演

10:30-12:30 コンペティション

13:30-13:50 慶應大学 Edge Program

 

11/13  10:00-18:00 ブース・ポスターセッション

 

4.UNIDO講演

まず初めに基調講演として、UNIDOのクリーンテックビジネスを促進するプログラムに関するスピーチを行っていただきました。

UNIDO公園

図2. UNIDO講演

 

5.コンペティション内容

企業プレゼンコンペティションでは、表1の10社がプレゼンテーションを行いました。

 

表1. 2014年参加企業

CLANTECHOPEN2014 参加企業 内容
NetLed LED制御システム
フミン スプレーによる放射線・紫外線カット
エクセラ 菌を媒介させない断熱材
PVGSolution 太陽光雪用両面パネル
Challenergy Inc. 垂直軸型マグナス風力発電機
WPPC 木質ペレット
開成 バイオマス
フォー・リンク・システムズ 超小型モビリティ
GoldenLeaf-Works 太陽光洗浄ブラシ
Motion Voltaシステム

 

太陽光からバイオマス、省エネ、EV関連など多岐にわたる分野の10社がそれぞれ約10分間プレゼンテーションを行いました。審査委員会がそのうち優秀賞として、エクセラ様、フォーリンクシステムズ様、Challenergy様の3社が選出されました。3社のプレゼン概要は、以下A,B,Cの通りです。

 

A)     エクセラ

発表者:株式会社エクセラ

タイトル:多機能セラミック塗料による快適環境

 

社の製品である次世代塗料ペンタガード、アクシオン25について発表を行った。

この製品の特長は、遮熱、断熱、防汚耐久性、防結露、防音の5つの機能を兼ね備えたオンリーワン技術であることである。

 

原理:塗膜容積90%以上を真球で中空のセラミックビーズ(5~50ミクロン)で構成。

ビーズの独立気泡により、極薄で、分厚い発砲スチロールと同様の性能を発揮する。

無機素材が主成分のため、火災でほとんど燃えない。

多機能メカニズム

図3. 多機能メカニズム

 

中空セラミックビーズにより、塗膜表面温度が室温と即座に同音化するため結露発生が防止され、さらに独自の活性抗菌成分を加えることでカビが発生しない塗料を開発した。

 

市場動向:図4に示されたデータから、省エネ・防音・健康性能を上げ、かつコスト性が要求されていることに着目。セラミック塗料のマーケットと材科学的有用性から、競争優位性があると述べた。

建設資材 - コピー

図4. 建築材料表面に近年期待されている性能

 

A)     Callenergy

発表者:株式会社チャレナジー 代表取締役CEO 清水敦史

タイトル:次世代風力発電機の実用化

 

台風の持つ莫大なエネルギーに着目し、高効率・低コストが実現可能な、垂直軸型マグナス式風力発電機を開発。風力発電にイノベーションを起こす可能性を秘めた画期的開発で、実現化に向けたビジネスモデルを発表した。

 

原理:回転翼を2本1組とし、互いに逆回転させる

垂直軸型

図5. 垂直軸型マグナム風力発電機の実現方法

 

ビジネスモデル:フェーズ1として開発販売事業を行い、基盤を作った後フェーズ2として電力事業に進出する。

事業ロードマップ

図6. 事業ロードマップ

 

 

A)     フォー・リンク・システムズ

発表者:株式会社フォー・リンク・システムズ

事業コンセプト:「右脳」「ブランド」「知財」「世界」

 

電子デバイスと乗用性能を兼ね備えた、’乗れるスマホ’としての小型モビリティ”エクスマキナ”について発表を行った。

商品の特徴としては、二人乗り、4輪インホイールモータ駆動、スマートフォン(インターネット)連動機能、その他IT系機能を実装し、機能バックパックによる多目的利用についても提案を行った。(図7,図8)

商品特長 - コピー

多目的利用

図8. 多目的利用

 

事業展開:COOL JAPANとしてのブランド力、意匠、機能、技術等の知財を売りにして、世界へと展開。関連事業として、メディア事業、カーシェア事業、会員制リース事業、データ提供事業(ビックデータ)、物品販売事業等へのフランチャイズ展開を予定。

 

6.審査員

審査員には下記の11名を招き、利用技術・ユニーク性・トレンド・市場性・環境貢献等の観点から審査を行いました。

 

審査員一覧(敬称略)

l  Ashok Roy

Managing Partner, jED Limited

Guest Professor, Keio University (慶應義塾大学客員教授)

 

l  岩本隆

東京大学工学部金属工学科卒業。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)工学部材料学科Ph.D.。慶應義塾大学大学院経営管理研究科(KBS)特任教授。

l  上田隆

日本経済新聞社

l  笠原秀紀

いなほコンサルティング代表 中小企業診断士・事業再生マネージャー

 

l  須藤智徳

JICA 助政策と援助手法

l  高野雅晴

ビットメディア 代表取締役社長

l  田中謙司

東京大学工学部システム創成学科知能社会システムコース 特任准教授

l  田中冨士男

NetBrain Corpotation 代表取締役 工学博士

l  水島正

PNBアセット・マネジメント・ジャパン株式会社 代表取締役社長

l  Wanglin YAN

環境情報学部教授 政策・メディア研究科委員

l  鎗目雅

東京大学公共政策大学院 (GraSPP) 科学技術イノベーション・ガバナンス (STIG) 特任准教授

 

7.Edge Program講演

慶應大学EdgeProgramとは、文部科学省が主導しているグローバルアントレプレナー育成促進事業です。コンペティションに参加していただいた環境系スタートアップに参加している、若手の研究者、技術者の支援を目的としています。

慶應大学 Edge Programガロウェイ・ウィリアム氏により、講演を行っていただきました。

人物

パワポ - コピー8.ブース展示

参加企業10社がブースで展示を行い、

聴講に訪れた企業の方々や審査員の方々とのマッチングが行われました。

海上 - コピー 9.交流会

今回は併設企画であるグリーンイノベーションがクリーンテックビジネス関係者、ベンチャー中小・大企業、投資家やベンチャーキャピタル、官側の支援組織、公認会計士ら民間の支援企業、環境技術を求めるアジア諸都市の要人などが一堂に集まり交流会を行いました。

交流会

 

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